welcome

由香先生のナチュラルライフ通信

マクロビオティック

今回はマクロビオティクについてお話しします。マドンナ、トムクルーズ、カーターそしてクリントン元米国大統領などが実践しているということでご存知の方も多いと思います。

マクロビオティクとは直訳すれば「長く大きい生命の術」すなわち健康で長生きをしていく生活術とでもいいましょうか。マクロビオティクは外国で生み出されたものと思いがちですが、実は130年ほど前に日本の軍医石塚左玄が治療に用いた玄米菜食を基に、桜沢如一が中国の易学や宇宙の法則などの分野と照らし合わせ、一つの食の哲学として統合したものです。

 当時の日本は新しい西洋文明に飛びついていた時代でしたから、一般の人々にはあまり広まりませんでした。ところがその頃、ドイツ、イギリス、フランス、アメリカなどの工業先進国では、すでに、高たんぱく、高脂肪、高カロリー、低繊維食による生活習慣病の増加や、化学物質や環境汚染による健康弊害が社会問題となり、しかもそれらの疾病に現代医療は効を成さないということがわかり始めていた為に、日本より早く東洋医学やマクロビオティクなどの食養術が一般の人々に普及されたのです。

 実際欧米ではマクロビオティクという言葉は、日常語として通用する言葉であり、英文辞典にも記載されているということです。これらの国々の主要都市にはたくさんのマクロビオテックの食事が出来るレストラン、カフェ、食料品店があるのです。

 日本でもこのところ、マクロビオテックが医療機関やメディアでも取り上げられるようになってきましたが、それは、日本人の体質、疾病が欧米型になってきたために、やっと食養法の大切さが一般にも広まり、逆輸入という形で日本に入ってきたわけです。

 それでは実際にマクロビオティクとはどのような食養術なのか述べてみますと。基本的には以下の4点です。

@ 一物全体食(食材を丸ごと食べる。すなわち米・麦なども過度の精白をしない。野菜の皮、根なども使う。小魚は丸ごと食べるなどです。白米、砂糖、ステーキや刺身などの筋肉のみの肉、精製油などでは不十分なのです)
A 身土不二(住んでいる土地のもの、季節のものを食べる。冬に体を冷やす作用のあるトマト、ナス、きゅうりは食べません。温帯地域では畜産品も不適切です)
B 自然食品(農薬、化学肥料、遺伝子組み換え、不健康な飼育の畜産物、食品添加物を避ける)
C 陰陽調和(栄養素のみならず、食べるものが持っている陰陽のバランスを考えて食べる)
文明開化以前の日本人はまさにこのような食べ方を実践していました。物流が発達していない時代ですからその地域にかんばつや冷夏が襲うと食料全体が不足し、飢餓や疫病が蔓延しましたが、食べ物が不足さえしなければ、皆元気に厳しい労働に耐えて生きていけたのです。日本の長寿は、恵まれた気候と知恵の詰まった伝統食によって作り上げられたものだったのです。
ところが、現代栄養学が進んだ現在の食事を見てみると、上記の@〜Cすべてが基本から外れてしまっているのです!
さて、この@〜Cの基本を踏まえて、実際になにをどれだけ食べたらいいのかをわかりやすくしたものが、歯の歯列式を使うことです。人間の歯は門歯8本、犬歯4本、臼歯20本の割合で生えています。歯は食べるものに合わせてその形状を発達させてきましたから、その歯に合わせて食べ物のバランスを考えれば、いちばん体に負担をかけることなく食べ物を摂取することが出来るという考えです。門歯は野菜・海草を噛む歯。犬歯は肉・魚を噛む歯。臼歯は穀物・豆類を噛む歯と考えます。すると野菜類は全体の2/8程度。お肉類は全体の1/8程度。穀物類は全体の5/8程度。ということになります。

さて、ここ数日の食事を思い出して歯列式に合った食べ方バランスと比較してみてください。いかがでしょうか?
又、人間が人間の歯列式に合った食べ方をすると、莫大な畜産動物を飼育する必要がなくなるため、畜産動物の福祉が充実し、狂牛病やインフルエンザなどの疫病の心配も減り、危険な畜産廃棄物をペットフードに使用することもなくなります。また何よりも畜産動物の飼料としている穀物・大豆・トウモロコシを人間の食事として食べることが出来るので世界の飢餓が解決できるということです。

わが国だけで年間30万人が癌で亡くなっています。この調子で行くと10年後にはさらに50万人が癌で亡くなると予測している人もいます。癌以外にも糖尿病、心、循環器疾患も増えています。このままでは老衰という死はなくなってしまうのではないでしょうか。この現象こそ、マクロビオティクのいう宇宙の原則どおりの結果です。

人間としての食べ方を逸脱すれば、宇宙の法則はその結果を人間の体に与えます。環境汚染による地球の破壊はやはり宇宙の法則に従いその結果を地球環境に与えます。

それは動物達にとっても同じことです。マクロビオティクを実践していくといろいろなものが見えてきますが、それを「魔法のメガネ」と呼んでいます。たくさんの方がこの魔法のメガネを手にして、困ったとき、迷ったときの判断に役立てられることを望んでいます。どうぞ素敵なメガネを手に入れてください。


 






This site is hosted and maintained by:
The Mary T. and Frank L. Hoffman Family Foundation
Thank you for visiting all-creatures.org.
Since date.gif (991 bytes)