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由香先生のナチュラルライフ通信

ホメオパシー

ホメオパシー、日本ではまだ耳慣れない言葉だと思います。ホメオパシーとは、19世紀初頭にドイツ人医師ハーネマンによって確立された「類は類を治す」という同種の法則に基づく治療法です。実際にどういうものかというと、当時はマラリアが猛威を振るっていた時代です。マラリアの治療には薬草のキナ樹皮が特効薬として使われていました。このキナ樹皮というのは、なんと健康な人が服用すると、あたかもマラリアにかかったような症状(発熱と悪寒、汗、のどの渇き、眠気、動悸)を引き起こすのです。しかし実際にマラリアにかかっている患者に服用させると、それらの症状を消失させてくれるのでした。ところが、このキナ樹皮自体にも毒性がある為、その毒性の影響を受けないところまで希釈、振とうを繰り返すことにより、体に反応を起こさせる情報のみを備えたホメオパシーの薬、すなわちレメディーが作り上げられました。

 この発見から、ハーネマンをはじめ数々のホメオパスの医師により、実にさまざまな症状に対して、自然界に存在する植物、鉱物、昆虫などからたくさんのレメディーが発見されています。現在では3000種以上が知られていますが、これからも新しいレメディーは発見され続けて行くことでしょう。
 ホメオパシー治療の特徴的なところは、患者の症状や病名、検査値に対して注意が払われるだけでなく、病は気の乱れ、精神の不調和、エネルギーの停滞などが原因となっていることを考慮する為、患者の持っている不安や恐れ、怒りや悲しみという感情に対して細心の注意が向けられます。したがって同じ病名の患者に対しても、それぞれの患者が抱く症状への反応の違いやメンタルな状態の違いによって、まったく異なるレメディーが処方されています。

 適切なレメデイーの投与により気づきを与えられた体は、自分のエネルギーを使い治癒へと向かって行けるのです。
症状や感染源の勢いを一方的に押さえ込むことにより、患者自身の自己治癒力や生命エネルギーをも低下させてしまう危険性のある西洋医療に対し、ホメオパシーは患者を体、心、気、霊性という有機的な全体として捉えることで効果的に自然治癒力を高めるホリスティック医療といえるでしょう。

 イギリス、ドイツを代表とするヨーロッパの国々、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インド、韓国など多くの国々でホメオパシー医療は普及しています。最もホメオパシーの盛んなイギリスでは、ロンドンに王立ホメオパシー専門病院もあり、家庭医の約半数が一般的なホメオパシーの処方を行い、又ホメオパシー専門病院への紹介を行なっているということです。救急車を呼んだ時にも、ホメオパシー治療を行っている病院への選択が出来るのです。それほど諸外国ではホメオパシーが普及しているにもかかわらず、なぜ日本では馴染みのない治療法となっているのか不思議でなりません。
 しかし日本でも、ここ10数年ほど前から(実際には戦前に日本に入って来たと言われていますが行政として行われた西洋医療の奨励により、まったく知られることがありませんでした)民間療法としてホメオパシーを使うホメオパスの出現や、実際に臨床に携わっている医師、歯科医、獣医師による学会の誕生を迎え、少しずつではありますがホメオパシーの日本での普及が始まっています。
 医師、獣医師である臨床家は、当然、西洋医療の知識を持っていますから、患者の安全を第一に考えてホメオパシーと西洋医療の使い分けが可能となります。

 赤ちゃん、妊娠中の母親、衰弱している患者さんにまで、重篤な副作用の心配なく安全に使えて、薬剤開発の為の残酷な動物実験も必要とせず、自然界に存在する産物を必要最小限利用することにより、人間や動物達の精神的、肉体的苦しみを優しく解放してくれるホメオパシーの出現は、現代の物質文明の限界を考えると必然の結果であると思われます。

 しかしホメオパシーは魔法の薬ではありません。ホメオパシーの正しい知識と適切な使い方、レメディーによって気づきを与えられたときの受け止め方、障害が取り払われた後の生活の仕方、自然のシステムや宇宙の法則への畏敬。
それらの考えを大切にして、実践していくことで初めてホメオパシーの恩恵を享受することが出来るのだと思います。
 益々のホメオパシーの理解と普及を心から望んでいます。

「自然界には人間の病を治す薬効成分がいろいろな形で存在し、人間が発見するのを待っています。大霊は必要なものはすべて用意して下さっているのです」(シルバーバーチの霊訓より)

 






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