水族館で飼育されているイルカは、どこから来たの?
6 ヶ月以上生きる率は低く、それ以上生存した場合は、表彰対象になります。
生まれた赤ん坊のほとんどが半年以内に死亡しています。
日本動物園水族館協会に加盟している動物園や水族館では、日本で初めて繁殖に成功した動物について表彰をしています。6 ヶ月以上生きる率は低く、それ以上生存した場合は、表彰対象になります。
欧米の水族館に比べ、日本ではこの数字がとても低いのです。
2019年度の数字(情報は2020年3月31現在の数字)と、2011年度の数字との比較では、生存率が増え、人工繁殖ではなく、自然繁殖での繁殖が増えています。
2019年度、日本動物園水族館協会に所属する水族館でイルカは9頭生まれましたが、半年以上生存したのは4頭で、そのうち3頭は自然繁殖です。協会に所属しない水族館の数字は入っていません。
2011年度と同様のデータで比較すると、イルカは13頭生まれましたが、半年以上生存したのはわずか2頭で、そのうち1頭は交配させ出産させたものです。日本動物園水族館協会に所属しない水族館の数字は入っていません。
ただし、前回と今回との間に、JAZAを脱退した施設として、太地町立くじらの博物館、新江ノ島水族館、しものせき水族館「海響館」などがありますので、全く同じ施設から摂られた数字ではありません。
輸送で使われている薬だけでも、その数は60種類。
捕獲したイルカは、激しいストレスにさらされ、輸送途中、水族館搬入後に死ぬことも少なくありません。
たくさんの薬を投与します。
(1) 外用薬 : 消毒薬、眼科用、外用薬など7種類
(2)輸剤液・栄養剤 : 6種類
(3)ビタミン剤 : 各種ビタミン剤など6種類
(4)消化器用薬剤 : 健胃消化剤、整腸剤、肝疾患治療薬 5種類(プリペラン他)
(5)副腎皮質ステロイド : デキサメタゾンほか3種類
(6)呼吸促進剤 : トプラムなど2種類
(7)強心剤 : ジギタリス製剤、キサンチン製剤 3種類)(ナオフィリン他
(8)鎮静剤 : フェノチアグン系・ベンゾジアゼピン系 3種類(>セルシン他)>
(9)抗菌剤 : ペニシリン系・セフ7ロスポリン系・アミドグリコシド系・アトラサイクリン系・クロラムフェニコール系・キノロン系・サ,サルファ剤 14種類
(10)駆虫薬 : ビチンなど6種類
心が病んだ動物を見て喜ぶ人が多いのは、動物が水族館に入れられるまでの経緯を知らない人が多いからです。
薬を大量に投与され、展示されている動物を見るのは残酷です。動物たちは心も体も病んでいます。
イルカ肉は水銀汚染があり、厚生労働省が注意勧告を発表しています。
2023/11/4 イルカ肉に高濃度の水銀が。控訴審は、和歌山地検の決定を支持。その理由が、<<厚生労働省の水銀規制値は鯨類には適用されない>>???
日本のメディアの方には、このニュースをぜひ配信していただきたいと思います。
厚生労働省 医薬・生活衛生局 食品基準審査課 乳肉水産係 に質問と要望を出しました。鯨類の水銀について質問と意見を届けました。
アクション・フォー・ドルフィンズは、2020年以降、日本で複数の水銀検査を実施。2021年8月、アクション・フォー・ドルフィンズは、規制値を超える水銀濃度のイルカ肉を販売したとして、太地町漁協を刑事告訴したが、和歌山県検察は不起訴としたため、2023年8月、団体はこの決定を不服として控訴しました。
●検査は日本の研究所が行いました。水銀の濃度が最も高いと報告されているものには以下があります。
・カマイルカの内臓から106ppmの水銀と1.7ppmのメチル水銀-日本の規制値0.4ppmの265倍-が検出された。
・その他の検査結果としては、カマイルカの内臓に含まれる95.7ppmの水銀と1.9ppmのメチル水銀(総水銀規制値の239倍)、カズハゴンコウの鯨肉に含まれる6.40ppmの水銀と2.2ppmのメチル水銀(総水銀規制値の16倍)が検出された。
しかし、控訴審は太地町漁協を不起訴とした和歌山地検の決定を支持。その理由が、<厚生労働省の水銀規制値は鯨類には適用されないと主張した>とのこと。
厚労省は、イルカ肉内の水銀について注意をよびかけています。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/051102-1-02.pdf
厚生労働省 医薬・生活衛生局 食品基準審査課 乳肉水産係 に質問と要望を出しました。鯨類の水銀について質問と意見を届けました。
日本のメディアの方には、このニュースをぜひ配信していただきたいと思います。
Yahoo AUが記事を配信しました。⇒ 記事
団体のページ ⇒ こちら。Mercury results are in: 265 times the safe set limit
<This month, the appeal committee upheld the original decision, claiming the mercury guidelines do not apply to cetaceans.>
厚生労働省の注意勧告
厚生労働省が 妊婦の方は2ヶ月に1度以上バンドウイルカを食べないように注意勧告を出しました。2か月に1度以上食べないほうがいいですよ、という警告です。
●妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項 (2010改訂)
※バンドウイルカ、コビレゴンドウ:2ヶ月に1回以下 (1回80gとしての値) ※ツチクジラ、マッコウクジラ :1週間に1回以下 (1回80gとしての値) ※イシイルカ :1週間に2回以下 (1回80gとしての値) ●水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項 (2003) イルカ・クジラ肉の水銀汚染については、妊婦の方用について、厚生労働省からも注意の通達が出されており、下記以上のとらないよう注意をよびかけています。 ●水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項 下記以上、食べると危険。 ※バンドウイルカ:2ヶ月に1回以下 (1回60~80gとしての値) ※ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ及びサメ(筋肉) :1週間に1回以下 (1回60~80gとしての値) ● イルカやクジラの肉には過去には、バンドウイルカの肝臓から最大で2175倍(!)の総水銀が検出されており、 厚生労働省の、平成15年、鯨由来食品のPCB、水銀の汚染実態調査結果で確認できます。 規制値、【 PCB = 0.5ppm, 総水銀 = 0.4ppm, メチル水銀 = 0.3ppm 】 です。 鯨由来食品のPCB・水銀の汚染実態調査結果について (厚生労働省) ●食の安全情報缶 http://www.g-live.jp/shokuanzen/shokuanzen24.html
フェロー諸島住民が「有毒な」鯨肉を食べないよう勧告されました (2008.12)
2012年1月。EIAのイルカ漁・水銀に関する新しい動画 - Pollution in Dolphin and Dall's Porpoise Meat が発表されました。
水銀汚染に関する調査報告書(EIAによる水銀調査レポート)
2015年
・Whale & dolphin met tested in Japan exceeds mercury limits
・Dangerous Diet: Japan fails in its duty of care oer toxis whale and dolphin met
2013年
・Toxic Catch: Japan's unsustainable and irresponsible whale, dolphin and purpoise hunts
2008年
2003年
追い込み漁: イルカが音に対してすばらしい能力を発揮することを利用し、うるさい音をたてて、イルカをパニックにさせ、岸辺に追い込み、のどを切り裂いて殺します。殺し方にルールはありません。
WDCSの報告書(協力、エルザ自然保護の会)によると、この方法は、イギリス政府により、「容認されることはできない」と国際捕鯨会議へ報告されました。また以前イルカ猟をしていた猟師によると、脊椎を切断する殺し方はきわめて難しくほとんど不可能である、と主張しています。
突きん棒漁(突棒猟): 銛を長い棒の先につけてイルカに投げて突き刺します。(上の写真)
手投げ銛を船から投げて殺すので、以前は 死亡するまで時間がかかった。現在は電気銛を用い体に刺さると電気が流れイルカを殺す方法ですが、この方法で殺さなければならないという規制や監視などはありません。
日本動物園水族館協会 (JAZA), 世界動物園水族館協会(WAZA)への働きかけ
PEACEさんのサイトに経緯のまとめサイトが詳しいので、そちらでご確認ください。
NGOの働きかけの経緯まとめ
イシイルカ:
県知事許可
岩手、北海道、宮城
スジイルカ:
県知事許可
和歌山
バンドウイルカ:
県知事許可
和歌山 、沖縄、 静岡
カマイルカ:
県知事許可
岩手、和歌山、静岡
ハナゴンドウ:
国許可及び県知事許可
和歌山
コビレゴンドウ:
国許可及び県知事許可
和歌山、沖縄、宮城
ツチクジラ:
国許可
宮城、千葉、 北海道
オキゴンドウ: 県知事許可
沖縄
マダライルカ:
県知事許可
和歌山
シワハイルカ:
県知事許可